寝る子は育つということわざがあるくらい、昔から寝ることは身長を伸ばすことに繋がると言われてきました。

実際に睡眠時間と子供の身長の高さや身長の伸びにはどのような関係があるのでしょうか?

睡眠時間が子供の成長に与える影響について、どのようなことがあるのかを紹介します。

睡眠時間が長い子供ほど、身長が伸びるのは本当か?

日本では昔からのことわざに「寝る子は育つ」というものがありますが、あれは本当なのでしょうか?

子供の身長を伸ばしたいと考える親御さんであれば、日本人の子供の睡眠時間が慢性的に不足していることや、2005年から日本人の平均身長が伸び悩んでいることも知っているかもしれません。

1990年以降に生まれた子供たちの生活環境の変化が、日本人の平均身長の伸び悩みに影響を与えています。

1990年以降に生まれた子供たちは、外遊びの機会が少なくなり、ゲームやテレビなど、どんどん室内で楽しいことが増え、夜更かしする機会が増えていますよね?

それが子供の睡眠時間の減少に、大きな影響を与えることに。

人間は睡眠時にレム睡眠(体が深く眠って脳が活動している状態)とノンレム睡眠(脳も体も休んでいる状態)を90分のサイクルで繰り返しています。

その中でも、特に成長ホルモンが分泌されるのはノンレム睡眠の方。

人間の体のリズムで考えると、午後10時〜午前2時の間に最も成長ホルモンが分泌されやすい状態。

しかも最初の2回のノンレム睡眠の90分が、その時間帯に重なることでより効率的に成長ホルモンを分泌することができます。

それを考えると子供の就寝時間は遅くとも21時までには布団に入りたいところですし、20時までには夕食を食べ終えたいところ。

夕食の時間が遅くなると、体内で消化活動が続き、成長ホルモンの分泌を抑制する結果に。

身長を伸ばすことは骨を伸ばすこと、その為にはできるだけ多くの成長ホルモンが必要ですよね?

その為にも睡眠時間をしっかり確保することが必要なので、やはり「寝る子は育つ」というのは間違いないでしょう。

睡眠時間と睡眠の質の両方が子供の成長には大切で、早い時間に布団に入ってしっかり寝かせること。

それと質の良い睡眠のために寝る2時間前からスマホやタブレットを避けて脳の活性を高めないことや寝室の明かりを消したり、静かな環境で寝かしつけることが大切です。

そして睡眠時に分泌された成長ホルモンの効果をしっかりと得られるように、骨を作る栄養素や体の成長を促す栄養素をしっかり普段の食事でも補充するようにしてあげましょう。

そうすることで、寝る子がさらに育つ状態になります。

睡眠時間が短い子供は早熟傾向が高いという事実も知っておこう!

睡眠時間が長い場合には、子供の成長に役立つ効果があるのに対して、睡眠時間が短くなると、逆に身長が伸びにくい環境になります。

それが子供の早熟化という話。

特に幼少期から慢性的な睡眠不足が続いているような子供の場合には、性ホルモンの分泌が高まり、その結果、早熟傾向が強まることに。

特に最近の日本人は、大人も子供も慢性的な睡眠不足で、ニュージーランドなどと比較すると、3歳児の段階で1日100分以上も日本人は睡眠時間が短い傾向があります。

だからこそ、しっかりと睡眠時間を確保してあげるようにしてください。

慢性的な睡眠不足は、成長期の訪れとその終わりが早くなる傾向があり、その結果、身長が伸び切らない状態で大人の身体になってしまう可能性があります。

だからこそ、慢性的な睡眠不足にならないように注意してあげることが大切。

睡眠時間を増やして、朝陽を浴びるようにすると早熟化の予防に役立つ

子供の早熟化を予防する方法のひとつに朝陽をしっかり浴びて、メラトニンの分泌を促進するというものがあります。

睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンですが、実はメラトニンには、性ホルモンの分泌を抑制する作用もありますので、しっかり分泌させることが大切。

メラトニンの分泌に役立つのが、毎朝起床後にしっかりと朝陽を浴びること。

そうすることで、夕方から夜にかけてメラトニンの分泌量が増え、性ホルモンの分泌抑制にも役立ちますし、睡眠時間を確保することにも繋がります。

メラトニンの分泌は、子供の成長には非常に効果的ですので、しっかりと分泌できるようにしてあげましょう。

睡眠時間に合わせて、タンパク質の摂取量を増やすとより効果的に成長する

成長期の子供には、成長ホルモンをしっかり分泌させることと、骨の成長に役立つ栄養素をしっかり摂取することが大事。

骨を伸ばす効果がある栄養素と言えば、カルシウムだと思いがちですが、タンパク質です。

カルシウムは骨を強くするもので、骨を伸ばす際に必要になるのがタンパク質を構成する様々なアミノ酸。

骨の骨端線の軟骨細胞部分で、タンパク質とビタミンCが結合することで、コラーゲンに変化し、それを原材料にして、骨が伸びていきます。

この際に成長ホルモンが骨端線での細胞分裂を促進しますので、いずれかが欠けても効率的に身長を伸ばすことができない状態に。

そういった点を踏まえると、睡眠時間と質の確保による成長ホルモンの分泌、骨の原材料であるタンパク質の摂取という2つの点です。

2005年以降の日本人の平均身長が伸び悩んでいる理由のひとつに、日本人のタンパク質摂取量が激減しているということもありますので、そこも意識するようにしてください。

睡眠時間とタンパク質の摂取量、その両方が激減していることで、日本人の平均身長が伸び悩んでいますので、そこを改善することがお子さんの身長を伸ばすきっかけになるかもしれません。

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